●薬物療法
痔の治療法には「坐薬」「塗り薬(軟膏またはクリーム)」「内服薬」の3種類があります。いずれも痛み止めや止血作用があります。また、内服薬はいぼの腫れや出血、疼痛を軽減させるはたらきがあります。便を柔らかくする薬を同時に投与する場合もあります。●手術療法
手術が必要なのは、脱出や出血を繰り返す重度の内痔核、症状改善が見られない裂肛、痔ろうの場合です。長期入院となることは稀で、日帰りでできる手術もありますが、症状にもよりますので早めに医師に相談することが肝要です。●内痔核硬化療法(いぼ痔に注射を打って硬化、縮小させる方法)
内痔核で脱出や出血を繰り返す場合には、ジオン(ALTA)注という硬化剤を注入して止血させ痔核を固める方法があります。詳しくは次の項をご覧ください。●手術の流れ
①本剤を投与する前に肛門周囲への局所麻酔、あるいは下半身だけに効く腰椎麻酔を行い、肛門周囲の筋肉を緩めて注射しやすくします。●排便はいつから・・・?
排便は翌日から可能です。●仕事復帰は・・・?
数日間はできるだけ安静にしましょう。当手技に関する講習会を受けた専門医の登録施設のみ治療が可能です
この治療法は高度な技術を要するため、現在では「当手技に関する講習会を受けた専門医の登録施設」においてのみ治療が実施されています。当院は登録施設の許可をいただいております。